自由とチャンスと居場所

私が東京都に引っ越してきたのは約10年前の2005年のことです。当時小学生でしたが、東京都に引っ越すということで地元の北陸の友達からは羨ましがられました。私自身は移動することそのものが嫌で堪らなく、東京のオシャレなイメージもありませんでした。引っ越した先の地域は、予想に反して地元感がたっぷりとある場所で、夕方まで学校で遊んだり、近くの公園へ行ったりと、都会という感じはありませんでした。高校くらいから青山や原宿、渋谷などで活動することが多くなりました。これぞ東京都といった感じで、たくさんの人が色んな場所に雑多にいるというどこか異色な感じがしました。その人達と関わっていくと、自分の夢を追いかけて出てきた人や、思いがけないような生活をしている人など特色ある人ばかりで、自由なイメージも多くありました。同時にそのような環境で自分も何かを成し遂げよう!という気持ちにもなりました。同じような人やコミュニティをすぐ見つけられることができるのも特徴だと思います。しかしそのような状況とは裏腹に、どこか心に物足りなさや寂しさを抱えていました。それは周りの多くが個人として生きていて、居場所がないように感じられ、自分もそうなんじゃないかと考えてしまうからです。多様性と元気に富む代わりに、どこか拠り所を探したくなります。

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